日本語ボランティアセミナー2020
1月13日、成人になられた方々、おめでとうございます!
今後のご活躍、心よりお祈り申し上げます。
さて、13日は、日本語ボランティアセミナー2020に参加すべく静岡まで行って参りました。
ご興味のある方であればどなたでも参加が可能です。
来場者はかなり多くの方々がいらっしゃいました。
主催は公益財団法人静岡県国際交流会が行っております。
大きいホールです。外国人の方々への関心がある方が多いという事ですね。
政府では、年々増加している生活者としての外国人に対する日本語教育の充実の為に、2億円もの予算を計上しています。
それらは地方公共団体へと任せているとの事。
10時半からは、難民支援を目的として活躍されている、渡辺カンコロンゴ清香さん(現職:NPO法人WELgee代表)が講師となり、難民受け入れの実情をお話しくださいました。
年間1万人の難民申請が行われている日本ですが、申請が通るのはわずか42人(昨年)。
渡辺さんは、難民たちが申請許可がおりるまでの間、生活が出来るようにと、就職支援を行っているそうです。
29歳という若さで、夢が大きく、とても素晴らしい活動をなさっていると思いました!
渡辺さん曰く「人材が不足している企業さんには、是非とも紹介をしたい!ご興味がある方は御連絡下さい」と仰っておりました。
現在では大手企業さんや中小企業さんでも、外国人を受け入れていらっしゃる会社さんは多くなってきております。
ただし、先進6か国で日本はいちばん難民の申請登録が42人と少なく、とても狭き門となっているのが実情です。
意外と知られていないのですが、難民申請が許可される前でも就業することがじつわ出来るのです。
是非、若手の定着率が悪い、そもそも地域に若者が集まりにくい等々、様々な問題を抱えていらっしゃる方々は、このような機会を是非ご利用されてはいかがでしょうか?
▼NPO法人WELgee https://www.welgee.jp/
午後からは、分科会A~Cのセミナーのうち「対話活動を通して楽しく日本語支援をしよう」のC、講師の武田由美さんのお話を聞きました。
子供の頃に渡航してくると、学校に通いながら日本語を学んでいく為、日本生活への順応が早く、会話もスムーズになるのですが、やはり大人になってから渡航されてくる外国人の方々は、なかなか通常の生活に馴染むのに苦戦してしまいます。
例えば、ゴミの出し方。
火曜日は燃えるゴミの日、木曜日はプラゴミ。
母国には文字が存在しない国があるというのです!なので、文字一つでも、ただの絵に見えてしまうそうですし、そもそもそのイラストが何を表す記号なのかも分からない。
近所付き合いもあれば、お子さんが帰って来た時に受け取る学校のプリントも読めない。「だよ」「~だよね?」という、同じ言葉でも違う意味を持つ事の判別が出来ない。
弊社にも、11月からベトナム人の二名が仲間となりました。
また近々、ご紹介させて頂くつもりでいます!
とても一生懸命働く、素敵な二人ですよ♪
一名は、日本の大学に通っていた事がある為、ある程度の日本語、ルールを知っておりますが、もう一名はタイでも遠方の出身の為、英語が辛うじて通じる程度。
入社当初、トイレの使い方が分からず困ってしまった事もありました。
分科会Cの講座は、とても分かりやすく、彼らへの対応の仕方等とても参考になりました。
弊社のお客様の中にも、外国人労働者の方々に御興味を持たれる方がいらっしゃいます。
弊社としても、こうした機会に参加した知識を活かし、お客様への御支援・発展に協力していきたいと考えております。